日私教研からのお知らせ:所長室からのメッセージ

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日私教研からのお知らせ

『でもしか教師』倍増計画のススメ

№ 41 (2017年5月)

先日、日経新聞の春秋欄に次のような文章が載っていました。

「でもしか教師」という言葉が、かつてあった。戦後復興から高度経済成長期にかけ教員の数が足りないため大量採用が続き、さほど苦労せずに小中学校の先生になることが出来た時代の話だ。教員にでもなろうか。教員にしかなれない。世間はそう揶揄したのである。先生稼業は休みが多くて楽なもの―という観念が人々にすり込まれたのも、きっと「でもしか」説のせいだったろう。

このコラムを読みながら昔、知人から聞いた話を思い出しました。教員に採用され、馴染みの店の店主にその報告をしたところ「えーっ! 貴方が学校の先生になったの? 文部省(当時)も人手不足ねー・・・・」

あれから月日は流れ様相は一変しました。新聞には毎日のように教員の労働時間が過労死ラインを超えた、という記事が並びます。

現在教壇に立つ教員もその志望動機は、憧れの先生、尊敬する先生のようになりたかった、が大半を占めると思います。その生徒たちに教員が時間の余裕を失い、疲れた顔で接していたのではますます教員志望者が減ってしまうのではないかと危惧しています。

私立学校がこの問題に対応するためには理事長・校長先生等の管理職が学校の運営方法について率先して意識改革を行い、その上で教員全体の働き方改革を考える、公立学校に比べ小回りのきく私学の特性を活かす以外にないと思います。
Thinking outside the box 従来のしがらみに捕らわれず、知恵を出し合って皆で考えたいと思っています。

日経新聞のコラムは結びに
それでも教師になりたい。教師しかやりたくない。そういう「でもしか」の教員志望者も大勢いるのだから。

私立学校の教室が「でもしか教師」倍増の舞台になりますように、そう願う窓辺を季節が過ぎて行きます。

所長 中川武夫

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