日私教研からのお知らせ:所長室からのメッセージ

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日私教研からのお知らせ

新たな時代の幕開けに「100年後を目指す私学教育」を想う

№ 52 (2019年1月)

新年明けましておめでとうございます
所員一同、本年もより良い研修を目指して微力を尽くす所存でございます。
皆様のご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

さて新年といえば初詣、東京周辺では明治神宮が毎年多くの参拝客で賑わいます。参道には東京ドーム15個分の鬱蒼とした森が広がり、東京にも壮大な自然が残っていたのだと感じる人も多いと思います。私もそう思っていた一人です。
しかし昨年暮れのテレビ番組で、これが人工林であることを知り驚きました。

当時、このあたりは広大な皇室御料地と陸軍の練兵場が広がる荒れ地でした。「林苑計画」の中心となったのは、日比谷公園を手掛け「公園の父」と呼ばれた本多静六博士でした。彼は全国から献木を募りカシ、シイ、クスなど常緑広葉樹による森を計画します。しかし当時の大隈重信首相の「スギやヒノキなど針葉樹を中心に」という強固な主張もあり、まずは針葉樹の大木を植えるが、150年後には人の管理不要な常緑広葉樹による永遠の森になると確信しその計画を進めたといいます。

東京オリンピックが開かれる2020年は造園から100年になります。そこには150年を待つことなく、立派な森が広がっています。私はこの話を聞きながら私学教育もそうありたいと強く思いました。
少子化や世界の急激な変化、政治に振り回される教育界の現状など様々な逆風が吹き荒れ、学校の経営は厳しさを増す一方ですが負けるわけにはいきません。s

渋沢栄一や本多静六らが身をもって示した、現状に合わせ当面の対策は怠りなく、しかし目を向ける先は100年後、150年後、まさに建学精神に導かれる私学教育の理想的姿を表しているように私には思えてなりません。

元号が代わる記念すべき年、皆様と共にしっかりと前を見据え、着実な一歩を踏み出したいと心を新に致しております。本年もよろしくお願い申し上げます。

所長 中川武夫

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